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ダーイシュ(イスラム国)から脱走したシリアの少年兵。

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トルコ、シャンルウルファ 

ダーイシュ(イスラム国)から脱走した少年兵 『ハレド』が語ってくれた話です。

「ダーイシュが革命を起こそうとしている――そんなような話が聞こえてきた」

ハレドは、暗く悲しい目を、自分の前にあるテーブルに焦点を合わせて語り始めました。


シリア領内のダーイシュ支配地域からわずかに離れた、このトルコの町のホテルロビーで

ハレドは自分がどれほど重大な過ちを犯したのかを話してくれました。





ハレドは、シリアに数多くいる少年兵の一人です。


シリア内戦に関わる当事者のほぼすべてが

戦闘員やその補佐役として子供たちを軍務に就かせたり

働かせたりしていると非難を受けています。

とりわけ、この件に関して最も悪名高いのがダーイシュ(イスラム国)です。


2014年の冬ダーイシュに参加した時

「自分に何が待ち受けているのかまったく分かりませんでした」


2011年春、反政府デモがシリア全土に勃発した時

11歳だったハレドはただ、表通りに出たかっただけでした。


自由を求める活動に参加した兄やいとこをうらやましく思いましたが

家族はハレドにデモに行くことを禁じました。子供には危険すぎると考えていたからです。


まさに、それは正しかった。間もなく、シリア政府は容赦なく反対派を弾圧し始めました。

ハレドの家族は長年にわたり、ハレドを隠すしかありませんでした。

すぐに反対運動は戦争に変わりました。


数カ月が過ぎたころ、ハレドは新しい反政府グループの存在について耳にし始めました。

それが、後にダーイシュ(イスラム国)として知られるグループです。


「ダーイシュが革命を起こそうとしている」

2014年1月のある木曜日

ハレドは、反政府組織の建物に足を踏み入れダーイシュの兵士を志願している、と伝えました。


ハレドによると

新入りの給料は月7000シリア・ポンド(およそ4400円)に設定されているそうです。

既婚の兵士は、2倍の額を受け取っていたようです。


ハレドは、他に30人ほどいた少年兵のうちの一人でした。



彼らは、わずか2週間の間、集中トレーニングを体験しました。


ハレドは、複数の武器、例えばカラシニコフ銃、PKCマシンガンや拳銃の用い方を学び

持久力やスポーツの訓練を受けました。


トレーニングは恐ろしいものだったそうです。

「多くの人が拷問に遭っているのを目にしました。

毎日、彼らは人々を、たとえ子供であっても、鞭を打っていました。

誰一人、そこを出ることは許されなかったんです。」


ハレドの親が、ダーイシュの窓口に問い合わせてハレドの居場所を突き止めました。

ハレドに会いたいと願い出ましたが、1週間後に再び来るようにと言われました。

1週間後、成人した兄の一人を連れてやってきて、ハレドに会うことを懇願したところ

キャンプ内にあるイスラム国リーダーの住居に連れて行かれました。


「母は泣いていました」ハレドはほほ笑むしかなかったことを思い出した。

「みんな泣いて、抱き合いました」


ハレドはとても幸運に恵まれていました。

ダーイシュを説得し、短い休暇を取るために自宅に帰したいと懇願した母親の助けを得て

3カ月で何とか脱走することができたのです。


デリゾールの自宅に戻ると

反体制派「アルヌスラ戦線」(シリアのアルカイダ強硬派)がハレドを拘留しました。

このグループはダーイシュとの熾烈な戦いでこう着状態にあり、ハレドは敵だったのです。

しかし再び、母親がハレドを無事に解放に導いてくれました。


その数カ月後、ダーイシュがハレドのエリアから他の反政府軍を追放した時

母親はハレドを連れ出す時だと決意しました。息子が捕まるのではないかと恐れたためだです。


ハレドは偽のIDカードを購入し、11月、ある支援家族の一人だとして移動し

ダーイシュの検問所を通過しました。



こうして元少年兵は難民となりました。


トルコでは教育を受けたり、職を探したりすることは容易ではありません。

ハレドは見ず知らずの人とホテルで生活し、サウジアラビアに避難して働く兄からの仕送りで生活してます。

ハレドが切に望んでいるのは、兄と一緒に生活することです。


ハレドは2014年1月のあの木曜日に戻り ダーイシュの兵士採用事務所から引き返すことはできません。 しかし、ハレドはあらゆる人に この過激グループについての耐え難い真実を知ってもらいたいと思っています。 なぜなら、もしハレドがその事実を知っていたなら、決して参加してはいなかったからです。










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